退職なさった先輩に続いて自身もセクハラの被害に遭ってしまいました。Jolyneです。
セクハラしてくる人のあまりのモラルの低さに、怒りを通り越して笑えてきますよね、呆れて。
私のセクハラ体験談を読んで、「私だけじゃないのね…」って安心してもらえたら嬉しいです。安心できたら、セクハラから抜け出すために動き始めましょう。
【セクハラ体験談①】最初は軽いボディタッチだったのがだんだん…
入社してしばらくは、会議があるときなどに社長から「元気にやっとるか」と片手で肩をぽん、とされるくらいでした。
さすがにそれくらいでセクハラだと騒ぎ立てる気もなかったし、「経営者にいい顔してれば何かのときに役に立つやろ」といい人キャンペーン中だったのもあって、別段不快にも思わなかったのです。
しかし、だんだんとセクハラの度合いが上がっていきます。
「ぽん」が「がしっ」になり、片手だったのが両手になり、両手でがしっと肩を掴んで顔を覗き込むようになっていきました。
どうだい?ぞわぞわパワーが、たまってきただろう!ぬわーっはっはっはっは!
わかる人いんのかこのネタ笑
とは言え、会議のときだけ耐えてれば数分のことだったので、とりあえず笑顔で
「もうー、やめてくださいよーはは(;´∀`)」
くらいに適当に流してなんとか出来ていたんですが、今になって思うとこの方法はまずかった…。
セクハラをするような人種は、言葉ではやめて、と言っても笑顔をちょっとでも見せると「触ってOK」と受け取るらしいのです。
なんでわからへんねーんo(`皿´ )o!!!
って感じですが、しゃーないです。
そういう人種なんです。ブラック企業に主に生息してます。
触られたときは、「触らないでください」と養豚場の豚を見る目で言い放ってやればいいのですよ。
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【セクハラ体験談②】社員旅行という名の生贄の儀
うちの会社には、いまどきまだ社員旅行というシステムがあります。一泊2日の国内旅行です。
そう、泊まりがけ。
絶対セクハラされるやつやん…。もちろん参加しない旨を社長に伝えたんですが、
「なんでなん、来いや。連れてったる言うてんねんから」
と謎の上から目線。
あんたがセクハラするからやろがい!とは言えなかったので、結局参加せざるを得ませんでした。
そして、当日。
予想通りすぎて嫌になるくらい、社長にべったりさせられ、セクハラされる私がいました。
移動の車では当然のごとく社長の車に押し込まれ、隣に座らされて、逃げ場のない環境で首元を触られました。かなり抵抗しましたが車を降ろされるリスクを考えると、強くは出られません…。このときも笑顔で抵抗していたので、あまり伝わらなかったのだと思います。
そのあとも、何かと言えば首や腰を触られ、なんとか逃れつつやり過ごすのに必死でした。「むこうの景色みてごらん」とうながされて渋々そちらに体を向けたときに、背後から腰を掴まれたときはぞくぅっときました。きもすぎですどうもありがとうございます。
そして夜はもちろん宴会です。
ええ、ええ、私は社長の隣に座らされてますよ。予想通りですどうもありがt(以下略
ひたすら社長にビール注ぐマシンに徹してました。頑張ったわ…(遠い目)
そこは旅館だったので浴衣を着てたんですが、宴会中は社長にじろじろ見られてかなり不快でした。何度が触ってきたり、胸元をのぞき込んできたり、肩に頭を乗せて耳元でささやいてきたり…
書いてるだけで鳥肌たってきたわ
でも、こんなセクハラ「きんも!」と思うだけでなんともないんですよ。正直つらくもなんともありません。
けれど、周りの人がだれ一人助けてくれず見ないふりをしたことが、耐えきれないほどつらかった。目が合っても、さっとそらされて絶望しました。ああ、だれも助けてくれないんだなって。
理由はわかるんです。
社長はかなり気性の激しい人で、怒らせた人に「お前はクビや!!!」と言い放って本当に辞めさせてしまったり、嫌がらせをして退職に追い込んだりすることは社員なら誰しも一度は見たことがありました。
しかも社長の地雷が何なのかいまいちわからないので、みんな職を失わないために基本イエスマンでした。(装っているだけ人が大半ですが)
だから、このときも私がセクハラされている状況をみた社員さんたちがまず考えたのは、「自身の身の安全」だったのでしょう。悪く言えば「保身」ですか。
このご時世に仕事を失うというのはたとえブラック企業と言えど大変なリスクに感じるので、今になって思えば彼らのこの対応もよくわかります。
これがセクハラで退職した先輩が苦しんだ孤独だったんだと、彼女と自分の痛いほどの孤独に、一晩中泣きました。
帰りは直属の上司のご厚意で車に乗せてもらえることになり、行きでの悪夢はなんとか繰り返されずに済みました。
旅行から帰ってからですか?
そらもう、当然社長のことは徹底的に避けまくりましたよ。
セクハラは本当につらい…だからこそ自分で自分を助けてあげよう
距離感が適切でない人と同じ空間にいることは、思った以上にストレスになり、尋常でないくらい疲れます。常に緊張状態で、心臓が痛くなります。意図せず体に触れられることで、かなり不快な思いも繰り返します。
でも、本当につらいのは「やめて」と「助けて」が言えないことです。
今現在セクハラに苦しんでいるあなたも、そうじゃあありませんか?
たいがいセクハラをしてくる人って、仕事では上の立場の人に多いと思います。だから、ブラック企業でも職を失うリスクや社内環境が悪くなるリスクを考えると、セクハラに対して強く言えないんですよね。
私みたいに相手が社長などトップの人だったりするとほんと最悪です。
周りの人で相談にのってくれる人はいるかもしれません。でも、セクハラ解決のために一緒に戦ってくれる人は少ないです。
そもそも、相談という名の愚痴吐きはできても、相手に悪いと思って「助けて」とは言いにくいと思います。
さらに悲しいことに代わりに解決してくれる人はいません。あなた自身でなんとかするしかないのです。
この「職を人質に取られている」状況と「他人に助けを求められないように感じる」環境が、セクハラがつらいと感じる根本的なところなんだろう、と実感してます。
でもね、それはあなたがそう感じているだけなのかもしれませんよ。
世の中いろんな仕事があるし、転職したことがある人はたくさんいはります。
助けを求められないなら、そんなブラックな会社飛び出して、もっとましな企業で苦しいときに手を貸してくれる人間関係をつくったほうがよくないですか?
あなたが思っている以上に、あなたは自由なんです。セクハラという悪夢でいっぱいになって、それを忘れてしまっているだけ。
どこへだって行けるし、どんな仕事だってできるんです。
苦しくって気が済むまで泣いたら、顔を上げて動きだしてみてください。転職サイトに登録するだけでもいいです。何かひとつ、行動に移しましょう。
「セクハラなんてもういやだ!」「今の仕事を何とかしたい!」
そういうあなたのために、荒川弘先生著『鋼の錬金術師』よりこの言葉を贈ります。
立って歩け
前へ進め
あんたには、立派な足がついてるじゃないか
(エドワード・エルリック)
ブラック企業での闘いは続く…!
to be continued➸