あ、ありのまま起こったことを話すぜ…!
大学で倒れたと思ったら、3日後の病院にいた…ッ!
何を言っているのかわからねえと思うが、本当だ…ッ!!
というわけで、今回はこのブログで度々出てくる救急搬送されてそのまま入院した体験についてお話しします。
今現在働きすぎのあなた!
この話は、未来のあなたの姿になるかもしれません…。
そうならないように、「働きすぎのあなたが気をつけるべきこと」も最後にまとめてみました。
バイトをしすぎた学生時代
学費の半分と生活費の全て(光熱費、水道代、食費等)を自分で払っていたために、暇さえあればバイトをする大学時代でした。
土日は当然終日働いていましたし、平日講義がある日もバイトを2〜3つ掛け持ちしていました。
【当時のバイト戦士っぷりはこちらの記事で書いてます👇】
当時の平日のタイムテーブルはこんな感じ。
6:30 起床、出かける準備
7:00 スポーツジムの清掃のバイト(~8:30)
9:00 大学到着、1限目
10:30 1限目終了、学内書店にて勤務(〜12:50)以後お昼休憩
13:30〜16:40 3、4限目終了
16:40〜18:00 再び学内書店にて勤務
18:00 大学を出る
18:30 塾講師のバイトまたはスイミングスクールの講師アシスタントのバイト
22:30〜23:00 バイト終了
23:10 帰宅
0:30 食事・入浴等の後、ちょっと勉強
2:00 就寝
ほぼバイトしかしてない…。8時間働いてるとか、社会人かよ。
てな生活を続けていれば、まあ当然体に異常をきたしてくるわけです。その兆候としては、
- 食事を抜く(食べない)ようになる
- 体重が激しく変動する
- 睡眠時間が極端に短く(長く)なる
- テンションの振れ幅が激しくなる
の順で表れてきます。
特に2の「体重が激しく変動する」は一番わかりやすいサインで、まだ自力で回復できるラインです。
見た目が変わるので、他人から指摘を受けて「あ、やばいな」と気づきやすいですからね。
ちなみに私は1ヶ月で10キロ体重が減りました。
もともと小柄なので、10キロも減ると友だちから
「あんた死ぬんちゃう?」
と何度も言われるほどでした。
そしてだんだんと食欲がなくなり、睡眠時間が短くなり、異常にはしゃいだ次の瞬間には突然泣き出すようになっていったのです。
そこでやっと「私、やばいかも」と思い始めたものの、相変わらずのバイト漬け生活。さすがに次の土日はバイト休むか…なんて考えていたころ、ついにその日がやってきます。
大学で倒れ救急搬送、そのまま入院…
その日の朝、家を出てバスで通学しているとめまいを感じました。
「日ごろ酔わないのになあ」
と不審に思いながらも大学に着き、講義を受けることにしたのです。
しかし、めまいは治まるどころが激しくなっていき、いよいよ気持ち悪くなってきます。
その講義はなんとか耐えきって終えることができたものの、これは絶対吐く…!と思い、次の講義は休むことにして帰ろうと席を立ったときでした。
右足からぐにゃりと崩れ落ちる感覚がしたのです。体がスライムになってしまったみたいに、力を入れるほど沈み込んでいくような感じでした。
体が傾き床に倒れこみながら、映画が終わるように私の視界は真っ白になり音も聞こえなくなりました。
周りは一面白色の世界。あたたかい光。洗い立てのシーツと薬のにおい。そして遠くで私を呼ぶ声。
深い海から水面へと浮かんでいくようにじんわりと、私の意識は目覚めていきました。
ゆっくりと目を開けると、目に映る知らない天井。白色の世界だと思っていたのは、どうやら病院の白いカーテンだったようです。
ふと視線を横に向けると、これまた知らないおばあさんが、カーテンをちょこっと開けてこちらを見ていました。
「よう眠れたかえ」
パジャマ姿にくるくるした白髪のおばあさんの言葉に、なんとかうなづきました。首がぎしぎしと鳴ったような気がします。おばあさんは微かに微笑んで、カーテンの向こうへ消えました。
身体を起こそうと身をよじりましたが、ぷるぷる震えるだけで全く力が入りません。シシガミ様に助けられたばかりのアシタカの気分。起きるのは諦めて、腕につながる点滴を、ただぼんやり眺めていました。
やがて、看護師さんがやってきました。どうやら、先ほどのおばあさんがナースコールを押してくれたみたいです。看護師さんは私の血圧や体温などを測りながら、いろいろと尋ねてきます。
「痛みを感じるところはありますか?」
「自分のことがわかりますか?」
「吐き気やめまいはありませんか?」
ほとんどの質問に、首をぎこちなく振って答えることしかできませんでした。声を出そうとしても、のどの粘膜が張り付いてうまくできません。まさにカオナシ状態で、看護師さんからするとだいぶ気持ち悪かったと思います。その節はどうもすみませんでした。
「暇やろうし、テレビつけといてあげますね」
そう言って看護師さんがつけてくれたテレビから聞こえてきたのは、祇園祭のお囃子。ああ、そんな時期だったっけ。
「明日は宵山*1だねー」
なんて、昨日友だちとしたなあ…。なんて考えていると、
「いやあ、一昨日の宵山から、大盛況でしたもんね!」
「?!?!?!?!?!?」
混乱して焦る私を見て、看護師さんが教えてくれました。
「あなた3日も意識不明だったのよ」
結局1週間ほど入院することになりました。
私が倒れた原因は栄養失調と過労。大学で倒れた後、救急搬送されて点滴を受けても意識が戻らず、そのまま入院することになった、というわけです。
このときの私の体重は34キロにまで減っていて、本当に危険な状態だったと後になって聞きました。
当然体力も衰弱して、起き上がれるようになってからも移動は車いすで、固形のごはんが食べられるようになったのは入院4日目からでした。
突然の入院で、しかも3日も音信不通だったので、バイト先の各所にはかなり迷惑をかけてしまいました。
連絡をとって事情を説明してなんとかクビになることはありませんでした。むしろかなり心配してくれて、いい人たちばかりで本当に良かったです。
このときの経験は、「人生で最もやばかったときTOP3」にランクインする出来事です。
働きすぎの人が気を付けるべきこと
バイトでも社員でも同じですが、働きすぎのあなたにとって、突然倒れて入院することは決して他人事ではありません。
そんなあなたが気を付けるべきことは3つだけです。
- 最低でも2食は毎日食べる
- 5、6時間は寝る
- 身体の不調を感じたら、病院にいくことを最優先する
特に、身体の不調は「気のせいやろ」とスルーしてしまいがち。
病気じゃあないと思っても、絶対に一度は病院にいってください。
何もなければ安心できますし、病気でなかったとしても精神的な負担がかかっていたことが明らかになる場合もあります。
2018.09.20追記:体調不良はマジでスルーしちゃダメです
「まだいけるやろ」と思ってたら、手術が必要な病気になってました…。あなたが今不調を感じてるなら、すぐ病院で検査してください。
自分の直感を無視しないことが、心身ともに健康でいる秘訣かもしれませんね。
みなさまも、どうかお気を付けて。
Jolyneでした!
【頑張らなきゃいけないのに頑張れないひとへ】
to be continued➸
*1:祇園祭の前々日のこと