ジョジョの原点である『ジョジョの奇妙な冒険 第1部 ファントムブラット』。全てはここから始まっていたのさ…!
というわけで、「読もうとは思ってるんでけど、実はまだ読めてない…」「マンガは長いからアニメで見たい」てあなたも、第1部を読んでおけばもっともっとアニメを楽しめるはず!
第1部をまだ読んでないあなたに、第1部のあらすじとその魅力をお届けします。
なお、記事内で使用している画像は、私の文章を主として引用したものです。
ジョジョ第1部『ファントムブラット』のあらすじ
ジョジョ第1部はジョジョ一族とディオの因縁の始まりです。
引用:「ジョジョの奇妙な冒険 第1部 ファントムブラッド」
1880年のイギリス。貧民街で暮らしていたディオ・ブランドーは、亡くなった父親と縁のあった貴族のジョースター卿の養子になった。
ジョースター卿の実の息子ジョナサンは、家を乗っ取ろうとするディオに追い詰められていく。
成長したディオはジョースター卿に毒を盛り、本格的に家を乗っ取ろうとするが、ジョナサンに見破られてしまう。なんとかジョナサンを排除しようとするディオは、アステカの石仮面を使って吸血鬼へ変貌。
吸血鬼のディオを倒すべく、ジョナサンはツェペリ男爵から"波紋"を身につけていく…。
1部『ファントムブラッド』にはスタンドは出てきません。2部『戦闘潮流』と同じく、波紋という技を使います。
3部でジジイが「オーバードライブゥゥウッ!」って叫んでるあれです笑
この『ディオ・ブランドー』がのちの『DIO』であり、5部の『ジョルノ』の父になるわけです。
【ジョジョ第5部のあらすじについてはこちら👇】
また、ディオとジョースター家との因縁は、第6部「ストーンオーシャン」にも非常に大きな影響をもたらす存在です。
ここでディオ及びDIOとの因縁に一区切りつくことになるので、長いですがぜひチェックしてみてほしいです!アニメもやってるよ!
【第6部ストーンオーシャンはこちらで紹介してます】
ジョジョ1部「ファントムブラッド」の魅力
ジョジョのテーマは"人間讃歌、勇気の賛歌"。
人間讃歌、勇気の讃歌がテーマになっていることが一番よくわかるのが、第1部『ファントムブラッド』です。
ジョナサンが勇気を身につけていくのと同じように、読んでいるあなたにも勇気がわいてきます。
ジョジョはどの部も勇気をくれますが、第1部はやっぱり特別な感じですね。
『ファントムブラッド』のなかで、特に勇気をもらえる名場面を5つご紹介します。
第1部勇気の名場面①本当の紳士
1話の時点ではジョナサン激弱です。モブにも負けちゃう。
それでも、弱くても立ち向かいます。ジョナサンは精神から本当の紳士だから。
引用:「ジョジョの奇妙な冒険第1部 ファントムブラッド」
かっこよすぎてまぶしすぎますッ…!
1話ですでに勇敢とは…恐れ入るぜ。
パワーで押し切って勝つのではなく、なんなら負けていることがポイントだと個人的には思ってます。
力が勝っているとき、そこに勇気は必要ない。そういう状況では恐怖がないから。怖いし力では負けるとわかっていて、それでも誇りにかけて許せないから立ち向かう。この精神が勇気となって心を奮い立たせるのだと思います。
この精神は4部で「黄金の精神」と表現されますが、まさにその根幹がすでにここに描かれているんですね。
第1部勇気の名場面②ツェペリの「人間讃歌」
引用:「ジョジョの奇妙な冒険 第1部ファントムブラッド」
この場面は、『ジョジョの奇妙な冒険』シリーズのテーマとなる大事な場面ですね。
①のときも少し触れましたが、自分が恐怖を感じるときにこそ立ち向かい抗うことが必要だと私は思っていて、それをはっきりと示してくれたのがツェペリさんなんです。
また、1部以降も度々出てくる「あのひとのことを思うと勇気が湧いてくる」というセリフ。これすごく好きなんですよね。
あえてジョジョ自身ではなく、その意志を受け継いだ人物が言うところを象徴的に感じます。
"勇気とは、恐怖を我が物とすること"
私自身、まだまだ恐怖を乗り越えられてないこともありますが、1部を読むたびに胸が熱くなります。
「勇気がひとを支えてくれるんだ」と。
第1部勇気の名場面③スピードワゴンの覚悟
3部以降では『SPW(スピードワゴン)財団』として名前だけ登場するスピードワゴンですが、第1部ではばっちり活躍してます。
お節介焼きでクールに去ることに定評があるので、なにかとギャグキャラ扱いされるスピードワゴン。
そんなスピードワゴンの一番カッコイイ場面は、「ディオに氷漬けにされたツェペリの腕を、ヤケドしてでも自分の体温で温める」場面です。
引用:「ジョジョの奇妙な冒険 第1部 ファントムブラッド」
波紋使いでもスタンド使いでもない、ふつうのひとがめっちゃかっこいい…ってのは、ジョジョあるある。それがまたいいんだよな〜〜〜!
特別なひとじゃあなくても、黄金の精神を持っているし、受け継いでいく。そういう行為自体がとても尊いもので、人間の素晴らしいところと言えるんじゃあないかなと私は思ってます。
第1部勇気の名場面④ブラフォードからの"PLUCK"
第1部のなかでも、強敵・ブラフォードは人気の敵キャラです。
人気の理由は、「敵でありながらジョナサンに勇気を授けてくれたから」じゃあないでしょうか。
ブラフォードは、大切な剣を"PLUCK(勇気)"と共にジョナサンに託します。
引用:「ジョジョの奇妙な冒険 第1部ファントムブラッド」
敵を認め、自分の想いを託していく…。なんて美しい勇気でしょう。
1部の頃からジョジョの敵は魅力的ですね。
繰り返しになってしまいますけど、私は「意志を受け継いでいく」物語が大好きなので、こういう場面にはとことん弱いです。
血統の物語としてのジョジョという読み方ももちろん良いと思いますが、私は断然こういう意志の物語として見るジョジョを推したい。
1部には「意志を継いでいく」ことが非常に大切に描かれているので、そういう意味でもかなりおすすめです。
第1部勇気の名場面⑤ポコの"あした"
私が第1部『ファントムブラッド』のなかで最も好きなのが、ポコの「あしたって今さッ!」というセリフ。
ジョナサンたちが向かうことになる村に住むポコはいつもいじめられてばかり。彼は「あしたやってやる」といつも言っていました。そんなポコを見かねて、姉は言うのです。
引用:「ジョジョの奇妙な冒険 第1部ファントムブラッド」
ドキッとするセリフですよね。
逃げてる自分に言われてるみたいで。
そんなポコですけど、ジョナサンと出会い、その戦う姿を見て勇気を出してジョナサンを助けに行きます。
引用:「ジョジョの奇妙な冒険 第1部ファントムブラッド」
迷ってビビってしまうとき、いつも
「"あした"って今さッ!」
という言葉が背中を押してくれます。
なんでもない「ふつう」のひとが見せる勇気が、ジョジョ(主人公)にさらに勇気をもたらしていく。そういう構図がまさに「"人間"讃歌」だなあと思うのです。
超能力を崇めるのではなく、人間の持つ勇気そのものを讃えている。前向きでパワフルな意志を感じます。
ジョジョ第1部を読めば『勇気の讃歌』がよくわかる
第1部『ファントムブラット』は、ジョジョのテーマである "勇気" が一番よくわかる部です。
第1部を読めば、
「『人間讃歌』とか『勇気の賛歌』ってよく聞くけどどういうことなの?」
ってことを、しっかりと心で理解できるはず。
とは言え、
「第1部って、最近の部の絵柄と全然違うし抵抗あるわあ…」
って、思っちゃうところもありますよね?
そんなあなたは、アニメで第1部を見てみるのがおすすめです。
マンガよりシャープな絵柄なので、見やすいですよ!
例えばこんな感じ👇
アニメ「ジョジョの奇妙な冒険ファントムブラッド」より引用
あとPが鼻血出るほどかっこいいのでぜひ見てください。お願いします。
アニメはこちらのサイトで第1部~第4部まで見られます👇
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もちろん、マンガでじっくり読んで描き込み具合とか見て楽しむのも良いですね!
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さて、今一度あなたに問います。
ジョジョ第1部を"あした"読むって、
いつの"あした"よ。
to be continued➸